君よ、君よ、夢は違えど、愛しき君よ。夢を夢で終わらせないため、どうか私の気持ちをわかって。
カレンダー
最新記事
(10/11)
(05/22)
(05/02)
(04/26)
(04/26)
カテゴリー
BlogMusic
僕の前以外では鳴かないで。 僕の前では泣かないで。 音にすれば一緒の音で、漢字に直せば違う意味。 君の泣く姿は見たくないけど、鳴く姿は死ぬほど見たい。 だから、鳴いて、鳴いて、狂おしいほど鳴いてください。 小さな水滴が床にしみを作るのを、僕は見ないふりをした。 泣かないという約束を破ったのは君だから。 静かに泣く君の顔を、黒いブーツのつま先で蹴り付ける。 鈍い音、鉄臭い臭い、赤い色。 全て僕に届くけど、いらつく僕は全て見ないふりをした。 いたい、痛い、居たい、遺体。 君はそういって泣きじゃくった。 僕は嘲笑って君の鳴く姿を視界に捕らえては黒いブーツで体を踏みつける。 可哀想なほど赤く腫れた頬に、傷ついた背中。 汚い君の中で数少ない綺麗な場所。 僕が教え込んだ綺麗な場所に触れるたび、君は泣いて鳴いた。 いたい、いたい。 やがて黙り込む君の背中を蹴り上げれば、抵抗無しに床へと沈む。 やり過ぎた?犯りすぎた?殺りすぎた? どれにしたって君はいたい。 静かに佇みいたいとないた。 いたい、遺体。 ないた、鳴いた、泣いた。 PR ※ Comment
Copyright © [ 猫と一夜かぎりのワルツを ] All Rights Reserved. http://kurahina.blog.shinobi.jp/ |